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した(レビ7章;申命記18章参照)。
犠牲の供え物の脂肪は、神様に捧げる部分として、切り取って祭壇
の上で焼くようになっていました。聖所制度では、動物の脂肪は罪
を象徴していたからです。詩篇37篇20節には、次のように言われ
ています。「しかし、悪しき者は滅び、主の敵は小羊の脂肪のように
消滅し、煙のように消えうせる」(欽定訳)。
酬恩祭を捧げる人は、供え物の肉の一部を食べましたが、残りは、
その日一緒に来た家族に分けられました。またその残りは、翌日ま
で食べることが出来ましたが、三日目には食べることは許されませ
んでした。その理由は、イエス様が三日目に復活されることを象徴し
ていたからでした。家族全員は、自分たちのために犠牲になられるメ
シア、イエス・キリストの肉を食べ、その犠牲を共にすることで、生き
られるようになったことを思い起こしました。酬恩祭は、どのようにし
て彼らが、再び神様に受け入れられるのかを理解させてくれるもの
でした。
3、酬恩祭から学ぶ教訓
この酬恩祭の儀式には、ひとつ特別なことがありました。それは
私たちに、深い感銘をもたらすものです。儀式をつかさどる祭司に
は、この酬恩祭の時だけ、三つの部位、つまり、胸と右のもも(右の
肩)、そして、両方の頬が分け与えられました。(レビ7:28~32;申
命記18:3参照)。
それは何を意味していたのでしょうか。まず、胸を与えることは、
私たちが悔い改めて神様の前に進み出るならば、ご自身の胸の中に
抱きしめて、歓迎されるということを教えていました。私たちは、常
52 │ 聖所‐福音の道しるべ
犠牲の供え物の脂肪は、神様に捧げる部分として、切り取って祭壇
の上で焼くようになっていました。聖所制度では、動物の脂肪は罪
を象徴していたからです。詩篇37篇20節には、次のように言われ
ています。「しかし、悪しき者は滅び、主の敵は小羊の脂肪のように
消滅し、煙のように消えうせる」(欽定訳)。
酬恩祭を捧げる人は、供え物の肉の一部を食べましたが、残りは、
その日一緒に来た家族に分けられました。またその残りは、翌日ま
で食べることが出来ましたが、三日目には食べることは許されませ
んでした。その理由は、イエス様が三日目に復活されることを象徴し
ていたからでした。家族全員は、自分たちのために犠牲になられるメ
シア、イエス・キリストの肉を食べ、その犠牲を共にすることで、生き
られるようになったことを思い起こしました。酬恩祭は、どのようにし
て彼らが、再び神様に受け入れられるのかを理解させてくれるもの
でした。
3、酬恩祭から学ぶ教訓
この酬恩祭の儀式には、ひとつ特別なことがありました。それは
私たちに、深い感銘をもたらすものです。儀式をつかさどる祭司に
は、この酬恩祭の時だけ、三つの部位、つまり、胸と右のもも(右の
肩)、そして、両方の頬が分け与えられました。(レビ7:28~32;申
命記18:3参照)。
それは何を意味していたのでしょうか。まず、胸を与えることは、
私たちが悔い改めて神様の前に進み出るならば、ご自身の胸の中に
抱きしめて、歓迎されるということを教えていました。私たちは、常
52 │ 聖所‐福音の道しるべ