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のもとにひれ伏されたでしょうか。主を十字架につけた罪を、二度
と繰り返さないように、罪に勝利できる力を求めて祈られたでしょう
か?そして、このように大きな愛をあらわされた主を愛し、主のみ心
に従って生きるように決心されたでしょうか?もしあなたがそのよう
にしていたなら、あなたはまさしくあがないのみ業にあずかった人で
す。もしそのような経験がないのであれば、遅くなる前に、今すぐ十
字架のもとにひざまずいてください。今もなお、イエス様は、天の至
聖所であなたが帰ってくるのを待っておられるのです。

ある人たちは、イエス様が死なれた2千年前、自分がその場にい
なかったから、自分はイエス様を殺していないのだと、他人事のよう
に思っています。それは真実でしょうか?イエス様が死なれたのは、
十字架からくる肉体的な苦痛のためではありませんでした。それは、
身代わりとして負われた私たちの罪の重さが、彼の心臓を破裂させ
たためでした。キリストは、私たちの罪のために十字架について死な
れました。つまり、私たちの罪がキリストを刺し通し、彼を殺したの
です!

イエス様は十字架の上で、通常の十字架刑のように、徐々に弱っ
て絶命されたのではなく、声高く叫んで、急にこうべを垂れて亡くな
られました。その時、ローマ兵が槍で脇腹を刺すと、血と水が流れ出
たと聖書は語っています。そのことは、イエス様の心臓が破裂して亡
くなられたことを表しています。

キリストは、罪を犯した人類のための、あわれみのとりなしが終わ
った最後の審判の時に、罪人が感じる苦悩を感じられたのでした。
キリストが飲まれた杯を、これほどまでに苦いものとし、神様のみ子
の心臓を破裂させたのは、人類の身代わりであり、罪人となられた

第4章 │ 67
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