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それらの日の後、彼らに対して立てようとする契約はこれであると、
主が言われる。わたしの律法を彼らの心に与え、彼らの思いのうち
に書きつけよう」（へブル10：16）。この経験の後、私たちはダビデが
詩篇に記録した通りに生きることができるようになります。「わたし
は金よりも、純金よりもまさってあなたの戒めを愛します」（詩篇119
：127）。

罪祭の儀式を見れば、罪は聖所の外庭で終わることが分かりま
す。あらゆる罪が告白され捨てられて、義となった状態を指して《義
認》といいますが、これが聖所の外庭で成し遂げられる経験です。
聖所の外庭で、罪祭と燔祭を捧げた者は、次に、信仰によって祭司
について聖所の中に入り、主と共に歩む聖化の過程を始めることが
出来るようになります。

聖所の中には罪をあがなう儀式がないので、聖化の過程で、弱さ
により失敗や罪を犯した者は、もう一度、羊をたずさえてきて、罪祭
の儀式を捧げた後、聖所に入らなければなりません。つまり、罪を犯
したなら、必ずその罪に対して、もう一度死んで新しく生まれる経験
をしなければなりません。事実私たちは、日ごとに新しく造られる経
験をしなければならないのです。

私たちが聖所について深く研究せず、救いの計画を聖所の働きと
関連づけて、正しく学ばないために、神様の民は欺かれ、偽りの救い
の確信や、偽の霊的体験による安心感を与える、新神学の教えが広
がってしまいました。皆さんが、真実のクリスチャンになりたいと望ま
れるなら、聖所に示された、厳粛で感動的な救いの計画と、教会の
中で踊り騒いで救われたと叫ぶような救いをもたらす、人間的な教え
とを比較して、正しい聖書の教えを見い出されるように希望します。

第４章 │ 69